ストロングおじさんのパワポでまとめるRTDの世界

RTDとはReady to Drink、栓を開けてすぐ飲める、缶や瓶入りのチューハイ・カクテル・ハイボール等の総称です

2018年 缶チューハイ売上実績TOP10

まえがき

2018年1-12月の缶チューハイ売上実績TOP10をまとめてみた!

Twitterにてパワポのランキングのみ先行公開いたしましたが、Twitterに載せきれなかった私の各ブランドに対する私の熱い論評も記載しているので、よろしければご拝読いただければと思います。

本編(パワポ+考察

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1位:ストロングゼロ(6.6億本/前年比108%)

王者・ストロングゼロが貫録の1位。他の-196℃シリーズも含めれば、売上は4,000万ケースを達成。

16年の間、ブランド別1位を維持してきた氷結シリーズ(無印、ストロング、ゼロ、旅する等の合算)を抜き、遂に真の国内王者に躍り出たことも話題となった。

ストロング系チューハイの伸び率、113%からするとやや下回ったが、追われる立場でこれは立派。トップがこのくらい伸びていると、その差は簡単に埋まりそうにはない。今後も長期政権を築いていくと思われる。

2位:氷結(4.0億本/前年比100%)

無印の氷結が2年連続の2位。RTD市場全体が伸びる中、前年並みというのは案外な数値。

時代はストロングか低アルコールの2極化の状態となっており、5-6%程度のレギュラー度数は、高果汁を除いてはやや逆風の状況か。

とはいえ、レギュラー度数・非高果汁という領域では、並ぶもののない一強状態になっており、今後もトップの一角にはあり続けるだろう。

3位:ほろよい(2.8億本/107%)

昨年に続き、3位にランクイン。低アルの伸びはストロングには及ばないまでも、安定した伸長は続いており、当該カテゴリーにおける圧倒的なシェアを武器に、貫録の売り上げを確保。

17年は、一部フレーバーを4%にリニューアルする等、新たな戦略を打ち出しているが、この辺が市場にどう響くか。

4位:焼酎ハイボール(2.7億本/前年比117%)

こちらも昨年に続き4位。順位は変わっていないが、特筆すべきはその伸び率。

前年比117%は、新商品を除くTOP10ブランドで最も高い数値。「焼酎ベース」、「度数7%」というTOP10の中では異色の個性が、存分にその実力を発揮している。甘くない製品へのニーズ増加の追い風も一因か。

この状況が続けば、2019年はほろよいを抜き、TOP3に食い込むことが望まれる。

5位:本搾り(1.9億本/前年比113%)

本搾りが氷結ストロングを抜き、ついにTOP5にランクイン。キリンの中でも無印の氷結に次ぎ、第2のブランドになった。

こちらも市場の甘くないニーズや、TV番組『マツコの知らない世界』で紹介されたことが追い風となったか、市場を上回る成長を達成。

2019年度はますますPRに力をいれるそうで、本物の果実の味わいを武器に、2019年度も堅調な伸びが予想される。

6位:氷結ストロング(推計1.7億本/推計前年比95%)

氷結ストロングは6位に陥落。数字は推計だが、前年比で数字を落としたということは確かなようだ。

但しこれは、氷結ストロング自体の問題というより、同じキリンのストロング系のザ・ストロングとリソースが分散したことが主因だろう。

2019年は、果汁のリニューアル等、積極的な施策を打っており、一定は盛り返すと思われる。

7位:もぎたて(1.3億本/前年比84%)

もぎたては順位こそ昨年通りだが、数字に関しては前年比80%と大きく落ち込んだ。

18年は、ザ・ストロングと99.99の新製品2種で、17年のもぎたての販売量と同程度の989万ケースの市場が創出される等、ストロング系の競争激化がモロに影響した。店舗における棚の奪い合いも、中堅であるもぎたてが最も割を食ったのだろう。

19年はより鮮度を磨いたリニューアルで、もぎたてのフレッシュキープを再度市場に訴求し、再び増販する計画となっている。

8位:キリン・ザ・ストロング(1.3億本/新登場)

キリンの新ストロング系、ザ・ストロングが実質9か月の販売ながら750万ケースを売り上げ、8位にランクイン。

大々的なキャンペーンを行ったことが功を奏し、ストロング系新ブランドでは2016年発売時のもぎたてに並ぶヒットとなった。

しかし、個人的には、売れたのはキリンのブランド力とキャンペーンの成功に面も強いと思われ、他のストロング系に対する明確な差別化ポイントは見い出せていない。

19年が、試金石となると言えよう。

9位:贅沢搾り(0.7億本/新登場)

9位にアサヒビールの高果汁系新ブランド・贅沢搾りがランクイン。実質9か月の発売で450万ケース以上を売り上げ、近年のRTDでは、ストロング系を除いては一番の大ヒットになった。

先行する高果汁の雄・本搾りとは異なり、糖類や香料を添加しており、トゲの少ない飲みやすさという点で、差別化ができたと思われる。

10位:99.99(0.4億本/新登場)

10位には実質4か月の販売の99.99がランクイン。サッポロのRTD史上、最大の売上を達成した。

99.99%の高純度ウオッカを使用し、度数9%ながらアルコール臭が極めて少ないクリアな味わいを実現。ストロング系市場に新たな風を吹き込んだ。

特に、SNSでの人気は強く、今やストロングゼロに代わるストロング系の新たなシンボルになりつつある。

 

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www.strong-ojisan.com