今回は去る3/26に開催した、宝酒造タンチューのNo.1レシピを決める「T-1グランプリ」のレポートをお伝えします
宝酒造のタンチューとは?
タンチューとは2022年3月1日に宝酒造より発売された缶入りの炭酸入り甲類焼酎のこと
一般的な缶チューハイは果汁やら香料・酸味料やらで風味付けがされていますが、こちらのタンチューは甲類焼酎のみを使用しており風味付けは一切なし
といいますのも、タンシューは何かを足して飲む、つまりサワーのベースとすることを想定して作られた製品なんです!
今、家で自家製サワーを作る人多いですよね。でも、炭酸を用意したり、焼酎と適度な比率で割ったりするのは結構めんどくさい。その点、タンチューは何かを加えるだけでOKという簡単仕様なんですね
ちなみにベースは近年大人気の極上<宝焼酎>が使用されております。無味無臭に近いピュアなスピリッツのみでなく、宝酒造秘伝の樽貯蔵熟成酒が3%配合されており、自然なコクやうまみでそのまま飲んでも美味しかったりもします
私はこの製品のリリース情報が出たとき、即座に思いましたね。これでみんなでオリジナルサワーを持ち寄ったら、楽しそうだと
そこで、リリース情報と同時にNo.1タンチューレシピを決めるT-1グランプリの開催を予告したところ、なんと発売前にかかわらず、多数の参加希望者が集まりました!
そんなわけで、3/26(土)いよいよT-1グランプリは開催されました
T-1グランプリのルール
さて、T-1グランプリの開催に当たり、独自の採点基準を設けました。それはこちらです
美味しさを競うのはもちろんですが、このT-1では手軽さも採点基準として設けております!
というのも、タンチューのコンセプトって、自家製サワーを手軽に飲めることにあると思うんですよ。せっか、ベースが手軽に飲めるのに、足す素材にこだわりすぎるとよさが半減するかな~、という独自の判断から美味しさ・手軽さの双方で評価することにしました
更には、ゲーム性を増すため被りペナルティルールを適用。他の人と足す素材が被った場合は減点されるという悪魔のルールです
(但し、素材が全部被った場合のみ。レモン&ライム、ゆず&レモン等、複数素材中の一部素材の被りはOK)
つまり、T-1グランプリで優勝するには美味しいだけではだめで、簡単に作れて、かつ独創性のあるサワーが必要ということです!
以上のルールを元に、美味しさ・手軽さそれぞれの部門賞、更に被りペナルティも加味した総合優勝が決定されます!
尚、今回、私を含めて参加者は11名です。基本的には自分以外の10名からの相互採点により、得点を算出しようと思っておりました。
が、なんと今回、宝酒造の社員さん2名が特別参加いただけることに!そのため、このお二方を含めた計12名からの採点で、優勝を決定いたします!!
それでは、今回各自が持ち寄ったレシピ、及び得票を発表していきましょう!
T-1グランプリ 結果発表
おさらいですが、得票は(美味しさ平均点+手軽さ平均点)ー被りペナルティで決定します。
尚、点数は四者五入している関係で、一部合計が一致しないところがありますが、ご了承を(順位は四者五入せずに算出してます)
それでは、サクサクと順位を発表していきましょう。下位から順番にいきます
残念ながら最下位11位となったのは、なお氏。ヨーグルト風りんご酢&黒酢、はちみつ、きなこという3つの素材を組み合わせた複合サワーです
美味しさは3.3と悪くない点数ですが、3つの素材という面倒さが効いて手軽さが2.3。合計5.5点に留まりました
実はこれ以外にシンプルなレシピも用意していたらしいです。しかし、ランダムで決定する発表順が最後であり、その前2つが大変盛り上がった関係で、インパクトのあるこちらで勝負した模様
完全に裏目に出ました。M-1同様、発表順による怖さがあります
が、何気に宝酒造の社員さん2名は美味しさに4点と5点という高評価をつけてました。実はプロウケするサワーのようです。ちなみに、素材は全てイオンのTopValueで揃えるという、地味なこだわりも感じました
10位はそーた氏によるサワー。体調不良で欠席されたので、私ストおじがレシピだけ聞いて作成代行しました
S&Bの梅肉によるしょっぱさの後に、赤しそふりかけの爽やかな香りが舞うオシャレなサワーです
が、思うほど得点は伸びず。美味しさよりも、梅肉が思ったより溶けにくいことにより、味が安定しなかったのが良くなかった気がします。レシピの割に手軽さが伸びてないこともそれが理由でしょう
代打の私がこのサワーをうまく扱えなかったのが原因かも。震えて謝罪します
9位はなだやま氏によるはちみつ紅茶のサワー。こちらのティーパックのはちみつ紅茶を使うそうで、結構高級品です
なんとこの日は、自宅で淹れたはちみつ紅茶を保冷水筒に入れて持参するほどの気合の入りっぷり。しかし、その気合のせいで、手軽さが伸びず下位の9位
が、なんと美味しさではトップの4.1点となり、部門賞をかっさらっていきました!確かに美味しかったもんな。。。なんというピーキーな戦略、、、お見事!
そのコンセプトは、大好きなほ〇よいのアイスティーサワーを再現したとのこと。なんと紅茶2、タンチュー1で割るという低アル微炭酸サワーに。思わず、「あの味だ!」と叫ぶ再現度です。ちなみに、タンチュー多めでもそれはそれで美味しかったです
8位はワック氏による独創的なレモンサワー。ポッカレモンを使う点は普通ですが、なんとそこに甘味料であるパルスイートを足すとは。。。
美味しさ、手軽さも3.5程度獲得。点数的には無難な味わいに仕上がっています
が、みんなが驚いたのは、その圧倒的な既視感、ならぬ既飲感!
あれ、これって俺らがいつも飲んでる甘味料入りの缶レサワと同じじゃね!?この独特の後味から来る圧倒的飲んだことある感、なだやま氏のアイスティーサワーを超える最強の再現度でした
宝酒造さんが絶対やらないであろう甘味料系レサワをあえてぶち込んでくるとは、、、恐れ入った。「意外性部門があったら、No.1!」というコメントが、この日の彼の勲章でしょう
ちなみにパルスイート、砂糖と同じ量で3倍の甘さです。ガムシロ感覚でいれた参加者は、地獄を見ていました。試す際が、お気をつけて
7位はオオスギ氏による岩下の新生姜を使ったガリチュウ。発表順的にはトップバッターでした
新生姜をいれるだけではいまいち味がでないので、汁もいれることがポイント。きれいなピンク色をしています
居酒屋にありそうな味わいのガリチュウで、トップバッターにぴったり。食事にも高相性です
ありがちなので得票はそこまで伸びなかったものの、一杯のインパクトではなく、安定的に飲みたいならこれはおススメですね~
6位は私ストおじによる梅干しサワー追いレモン。サッポロ製品のコラボです
サッポロの潰し梅が大変気に入ったんですが、少量だとタンチューのコクや香りに負ける、濃いめにいれると味がしつこい、というどっちつかずのバランス
何とか良いバランスにもっていこうと、レモンをいれると濃いめでもさっぱりいくことに気づき、本作を投入しました
いきなり梅干し&レモンで提供したところ、レモンの効果がよくわからないと声がありましたが、梅干しだけと飲み比べると「レモンが効いてる!」とわかっていただけました
が、だからといって得票にはあまりつながらず、ちょうど真ん中の6位に。主催者なのに、中途半端ですみません(震え泣き)
5位はあおきん氏によるヨーグルトサワー。ヨーグルトドリンクではなく、ヨーグルトそのまんまを持ってきました
このヨーグルトを混ぜてからタンチューに投入するのがポイントです
最初はスッキリ味、あとのほうはやや沈殿したヨーグルトによる濃厚味になり、2度楽しめるのも特徴ですね
美味しさも平均以上、そして何より手軽さはトップクラスの4.2。超汎用素材のヨーグルトを使ったところがナイス。余っても無駄になりません!
途中、誰かが持ってきた苺を使って、いちごヨーグルトサワーを作り始める輩も出てきました。他にもいくつかありましたが、この即席コラボが生まれるところも、T-1の面白さです
4位はねえさん氏による赤しそサワーです。エルビーという会社の「ばあちゃんの赤しそドリンク」というのを使ってます。正直、見たことがありませんが。。。
赤しそ1、タンチュー2で割るのが推奨レシピ。あっという間にバ〇スサワー的な味わいに!味の評価、かなり高かったです
1:2は正直炭酸薄くなると思ったんですが、意外と気にならない。さすが強炭酸のタンチューの実力を感じました
手軽さは間違いなくトップクラスですが、いかんせんこの「ばあちゃんの赤しそドリンク」がどこで売ってるかがわからないのが響き、入手性観点もあって4.1点どまりに
尚、本人命名によるこのサワーの名称は「ババアサワー」らしいです。親しみを込めて、呼んでください
いよいよトップ3。まず3位はゆへ氏によるトマトジュース&白だしのサワーです。おぉ、思い切ったなぁ
こちらは順番も最高でした。最後から2番目だったのですが、みんながサワーを飲み飽きている頃に投入されたみそ汁枠!抜群のタイミングでしたね
トマトの塩気とだしの香りが特徴で、スープを飲んでいるかのような味わい。それでいて、炭酸感とも高相性の奇跡のサワーです!正直、あの高級トマトジュースで知られるクラ〇トに近い味でした。すごい。。。
美味しさがなだやま氏と並び部門賞獲得の4.1点。手軽さも4点、計8.1点で総合も3位
ストおじイベント初参加でこの成績。とんでもないルーキーが出現しました
惜しくも2位となったのはTake氏による紅茶サワー。KALDIで売ってる濃縮紅茶の甘くないタイプを使います
このプラカップ、220mlくらいあるんですが、そのカップに濃縮紅茶は30ml。結構使うんですねぇ
紅茶の香りとタンチューの自然なコクがかなりの高相性で、美味しさも4点近く獲得。そして何より、出来合いの濃厚紅茶を割るだけでよい、という簡単さがうけました。KALDIで買えるという入手性の良さも考慮されてるでしょうね
が、総合8.2点という高得点でありながら、部門賞を獲得できず、かつ優勝も逃すという残念な結果に。今回のT-1における最大の悲劇に。。。
なお、なだやま氏の紅茶サワーと被りでは?という声もありましたが、Take氏は純粋な紅茶サワー、なだやま氏は”はちみつ”紅茶サワー。一部素材被りということで、被りペナルティは発生しません
見事1位に輝いたのは、サボテン氏によるキンカンサワーです。今回唯一、生鮮食品系でのチャレンジャーです
キンカンを使ったサワー、一見ありがちな柑橘系サワーに見えますが、これが優勝をかっさらったのにはある工夫があります
それは何と、キンカンをタンチューに加えるのではなく、キンカンを丸かじりしてから、その後にタンチューを飲むということ
え?
ちょっとサボテンさん、あなたタンチューの趣旨わかってますか?足して飲むチューハイですよ!?
そんなタンチューの概念を華麗に覆してきたサボテン氏。このために皮ごと食べられるキンカンを選んだとか
ザワ...ザワ...ざわつく場内!顔が引きつる宝社員!!
今、何が起こっているんだ!?この悪魔的発想に、一同驚愕。。。
が、飲んでみると意外といける!キンカンの甘さ、皮のほのかな苦み、それをタンチューがすっきり洗い流し、またキンカンを食べたくなる
少量のキンカンでタンチューがグビグビ進む。キンカン2-3個でタンチュー1本飲める経済性の良さも素晴らしい
美味しさは平均並みの3.6点でしたが、手軽さは圧倒的な4.6点で部門賞。さらに、総合8.3点を獲得。渾身のKALDI紅茶サワーを繰り出したTake氏を抑え、見事T-1王者に輝きました
「キンカンのパワーが強すぎて、タンチューの味を活かせてるのか?」という声もありましたが(笑)、勝ちは勝ちです!
足さないサワー、、、かじるサワー、、、まさに発想の勝利でした!!!
最後に
さて、大変盛り上がったT-1グランプリも、いよいよ閉会。最後に最終順位の振り返りと賞品の授与が行われます
まず、最終順位はこちら!
美味しさ部門賞はなだやま氏&ゆへ氏、手軽さ部門賞はサボテン氏、そして総合優勝は手軽さとの2冠のサボテン氏です!
まず、部門賞の商品の授与を行います!
部門賞の商品は、宝酒造の地域限定チューハイ「寶CRAFT」2本セット!
そしてこの2本、そんじょそこらの2本じゃありません。以前私、「寶CRAFT」を飲み比べるというイベントを2度やっているのですが、その際第一回、第二回それぞれで優勝した王者の2本なのです!
よろしければ、そちらのイベントのほうも見てみてください
第一回
第二回
そして、総合優勝にはなんと宝酒造さんより賞品をご提供いただきました!その賞品とは、、、
ま さ か の タ ン チ ュ ー 1 ケ ー ス (2 4 本)
サボテン氏には後日タンチュー1ケースを送付させていただきます!さらなるオリジナルレシピの開発に精を出してください!!
それでは、お読みいただきありがとうございました。本日のレポートは以上になります。皆さんもぜひ、タンチューを使って手軽にオリジナルサワーレシピを開発してみてくださいね!!!!